移住日和

都市部から地方移住することになった人のブログ

フィンガーライムの種類と購入時の注意点

「庭に柑橘果樹を植えたいな」
と思い続けて、数か月。
ミカン?レモン?ライム?いろいろと考えてはみたものの、ピンとこない。
「できれば市場で出回らないような変わり種かつ実用性のある果樹がいいなぁ」
という欲張りな要望を叶えてくれる1本をようやく見つけました。

それはフィンガーライムというここ数年で出回り始めた種類の果物です。
最近ではTVやYouTubeで取り上げられたりと少しずつ認知度が上がってきています。
今日は苗木の購入前リサーチに取りまとめた情報を共有します。

フィンガーライムとは

オーストラリア原産の粒状の果肉が特徴的な柑橘類。
カラフルなキャビアのような見た目で料理の上に散らせたり、カクテルに入れたりと用途は多彩。
もともとは原住民が食していた野生種ですが、90年代からオーストラリアの少数農家で栽培が始まり、00年代に徐々に広がりました。
成長が遅く接ぎ木でも3年以上の育成期間がかかることから、需要と供給のバランスがあいません。
また、樹木にトゲがあり手作業が必要なことから、手間もかかる為、高級果実として扱われている。

オシャレ!に尽きるのですが、個人的に魅力に感じるのが果肉を潰すことで風味がひろがるというところ。
料理でもお酒でも、口に含むごとに楽しみがあるというのはいいですね。

品種確定問題

さて、フィンガーライムを調べていく中でぶち当たるのが「品種確定問題」。
平たくいうと「国内流通している品種、結構バラバラ」ということ。
これ、果実の商業流通の視点で考えると厳しいですよね。
たとえば「料理の差し色として赤を使いたかったのに、絞ってみたら緑で台無し」
なんて事態も想定できます。
また、路地植え前提で考えている場合、寒さへの耐久性の差が重要になることも。

これに対して長野にあるフィンガーライムジャパン様はオーストラリアの農家から自家輸入し、
接ぎ木(≒クローン)苗を販売してくださっているので安心して購入できます。

逆に家庭菜園、鉢植えなどであればそこまでシビアに考えず、
付き合いのあるお店から国内流通苗木を購入するのも良いかもしれません。

個人的には果樹ということもあり長い付き合いになることから、
可能であれば品種確定しているフィンガーライムジャパン様及び代理店様から購入したいかなという気持ちです。

ちなみにアメリカの園芸サイトでは
「何色の実ができるかわからないのも楽しいよね!」
と品種ごちゃまぜを楽しむくらいのスタンスで記述されていました(笑)

種類

多くの種類があるフィンガーライム
どれを選んでいいかわからない!
っということで簡易的ではありますが、OZフィンガーライム様の説明を元に特徴と収穫時期を纏めてみました。

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注意点は3つ
1.色についてはアバウト(黄色&緑、赤&ピンクは結構曖昧なので目安程度にお考え下さい)
2.収穫時期はオーストラリアの気候での記述です(日本は北半球なので半年ほどズレ込みます)
3.〇×で記述している部分は個別説明があったもののみ記述(記述がなくても、性質があるものもある可能性あり)

私のチョイス

個人的には寒さへの耐久性と収穫期間がポイントかなと思います。
いわゆる暖地に住んでおり鉢植え前提で考えておりますが、
冬場は霜が降りることもある為、保険的に寒さへの耐久性は欲しい。
また、自家消費&おすそ分けを目標としている為、ドッと短期間で取れるより収穫期間が長いほうがいい。

その基準でいえば、
・テイスティグリーン(黄色系)
・レッドシャンパン(ピンク系)
がベターかなと。

予算があれば、プラスアルファで
・真っ赤な種類
・収穫期間が遅い
品種が追加できたら完璧!
夢は広がりますが、懐事情と要相談予定です。

あとは入荷を待つのみ

さぁ、あとは購入するのみ!ではあるのですが、いかんせん流通量が少ない。
数か月後に入荷するとの情報があったので、今は入荷を楽しみに置き場所など準備に入ります。